「キャンプの夜、どうもよく眠れない…」そんな経験はありませんか?
日中のアクティビティを思いっきり楽しんだ後、心地よい疲労感に包まれて迎える夜。しかし、いざ横になると 地面の凹凸や底冷え が気になって、なかなか熟睡できない…。これは多くのキャンパーが直面する課題です。
そんな悩みを解決してくれるのが、「マット」と「コット」。
この記事では、キャンプ初心者からベテランまで知っておきたいマットとコットの種類・特徴を徹底解説します。あなたのキャンプスタイルに合う寝具を選んで、快適な眠りを手に入れましょう!
なぜキャンプで寝具が重要なのか?

キャンプの寝具は「寝るだけの道具」ではありません。
快眠環境を整えることで、翌日の体力や気分に大きく影響します。
- 地面の凹凸を吸収する
小石や木の根の影響を和らげ、平坦な寝床をつくる。 - 地面からの冷気を遮断する
地面は想像以上に冷えるため、断熱効果は必須。 - 体圧を分散する
腰や肩への負担を減らし、朝の疲労感を軽減。
つまり、寝具は「翌日のキャンプを120%楽しむための投資」と言っても過言ではありません。
マットの種類と特徴
マットは 軽量・コンパクト・手軽さ が魅力。バックパックキャンプにも人気があります。
1. フォームマット(クローズドセルマット)

- 特徴
独立気泡素材を使用し、蛇腹式やロール式で収納。パンクの心配なし。 - メリット
軽量・安価・耐久性抜群。敷くだけでOK。 - デメリット
収納サイズが大きく、クッション性は低め。 - おすすめの人
- 初心者キャンパー
- 軽量化を重視する登山・ソロキャンパー
- 初心者キャンパー
2. インフレーターマット

- 特徴
内部のウレタンフォームが自動で膨らむ半自動タイプ。 - メリット
寝心地◎、収納性◎。手軽さと快適さのバランスが良い。 - デメリット
パンクの可能性がある。厚みはエアマットより控えめ。 - おすすめの人
- 快適さも携帯性も欲しい人
- ファミリーキャンプやソロキャンプに幅広く対応
- 快適さも携帯性も欲しい人
3. エアマット

- 特徴
空気を全面的に入れるタイプ。厚みがあり、断熱性抜群。 - メリット
家のベッドに近い寝心地。コンパクト収納可能。 - デメリット
設営に手間(ポンプ必須)、パンクリスクあり。 - おすすめの人
- 車移動メインで荷物制限が少ない人
- とにかく快眠を優先したい人
- 車移動メインで荷物制限が少ない人
インフレーターマットとエアマットの違いまとめ
インフレーターマットとエアマットは、どちらも空気を注入して膨らませるタイプのマットですが、その構造と特性に大きな違いがあります。
構造の違い
- インフレーターマット:
- 内部にウレタンフォームなどのスポンジ素材が入っています。
- バルブを開けると、ウレタンフォームが膨らむ力で自動的に空気を吸い込み、ある程度まで膨らみます(自動膨張)。
- エアマット:
- 内部にウレタンフォームなどは入っておらず、空気のみで膨らませます。
- ポンプや息を吹き込んで、自力で空気を注入する必要があります。
主な違いとメリット・デメリットの比較
項目 | インフレーターマット | エアマット |
寝心地 | 良い ウレタンフォームが体を支え、地面の凹凸を感じにくい。適度な反発力があり、安定した寝心地。 | ふかふか 空気の量で硬さを調整できる。ただし、空気の偏りや沈み込みにより、人によっては独特の浮遊感を感じることがある。 |
断熱性 | 高い 内部のウレタンフォームが断熱材の役割を果たし、地面からの冷気を遮断する。特に冬キャンプなど寒い時期に向いている。 | 低い 内部が空気の層のみのため、地面の冷気が伝わりやすい。寒い時期は体が冷える可能性がある。 |
設営 | 比較的楽 バルブを開けるだけで自動的に膨らむため、手間がかからない。 | 少し手間がかかる 手動ポンプや電動ポンプで空気を注入する必要がある。 |
撤収 | 少し手間がかかる 内部のウレタンフォームを圧縮しながら空気を抜く必要があるため、少し時間がかかる。 | 比較的楽 バルブを開けるだけで空気が抜け、簡単にたためる。 |
収納性 | かさばる ウレタンフォームが入っているため、空気を抜いても厚みが残り、完全にペタンコにはならない。 | コンパクト 空気を完全に抜くことができるため、小さく収納でき、軽量。登山など荷物を少しでも減らしたい場合に最適。 |
耐久性 | 比較的高い 多少空気が抜けてもウレタンフォームのクッション性が残る。 | 低い 穴が開くと空気が抜けてしまい、使用できなくなる可能性がある。 |
コットの特徴
コットは「地面から浮いたベッド」。地面の影響を完全に遮断できるのが最大の魅力です。
快適性抜群ですが重くてかさばるので車移動の人にオススメ。
1. ローコット

- 特徴
地面から低めの高さ。底冷えなど気にせずに快適に寝られます。 - メリット
圧迫感が少なくテント内に置きやすい。冷気・凹凸を完全シャットアウト。
寝具としてだけでなくベンチや椅子のように使える。
- デメリット
結構な重さになる物もあるので購入時に見ておいたほうがいいです。
組み立てに力が必要なものもあるので注意。
- おすすめの人
- 初めてコットを導入したい人
- テント内を広く使いたい人
- 初めてコットを導入したい人
まとめ:あなたにぴったりの寝具は?
- 手軽さ&軽量性重視 → フォームマット
- 寝心地と手軽さの両立 → インフレーターマット
- 家のベッド並みの快眠 → エアマット
- 地面の影響を完全シャットアウト → コット
コット+フォームマット(100均で500円くらいで売ってるやつ)が手軽に手に入って快適で個人的にはオススメです。
キャンプのスタイル(ソロ・ファミリー・登山・車移動)や荷物の量、求める快適性によって最適解は変わります。
快適な寝具を手に入れれば、キャンプの夜はぐっすり眠れて、翌日のアクティビティを思い切り楽しめるはずです。
あなたにぴったりのマットやコットを選んで、最高のキャンプライフを!
※画像はイメージです。
※キャンプに行く前にキャンプ場の天候や気温を調べてから行きましょう。
※キャンプ場のルールを守って楽しくキャンプしましょう。
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