キャンプを始めるときに「まず揃えておきたい道具」として人気なのがキャンピングチェア。
焚き火を眺めたり、星空を見上げながらコーヒーを飲んだり、仲間と語らったり…快適なチェアがあるだけでキャンプの満足度は大きく変わります。
ただし、キャンピングチェアにはさまざまな種類があり、値段も数千円から数万円まで幅広いので、初心者にとっては「どれを選べばいいのか分からない…」と迷うことも多いでしょう。
そこで本記事では、
- キャンピングチェアの種類
- 初心者が失敗しない選び方のポイント
を徹底解説します。これからキャンプデビューする方、買い替えを検討している方はぜひ参考にしてください。
キャンピングチェアの種類を知ろう
キャンピングチェアには、大きく分けて6種類のスタイルがあります。それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解しておくと、自分に合った1脚を見つけやすくなります。
ロースタイルチェア(座面高:〜約30cm)

- 特徴:地面に近く、焚き火やローテーブルと相性抜群。
- メリット:足を伸ばしてリラックスできる。安定感がある。
- デメリット:立ち座りがややしにくい。
ミドルスタイルチェア(座面高:約30〜40cm)

- 特徴:最もバランスの良い高さ。食事や作業にも使いやすい。
- メリット:立ち座りが楽で汎用性が高い。
- デメリット:特化型ではないため「超快適」とは言いにくい。
ハイスタイルチェア(座面高:約40cm〜)

- 特徴:家庭用の椅子に近い高さ。
- メリット:立ち座りが圧倒的に楽。ハイテーブルと相性良し。
- デメリット:ロースタイルキャンプとの組み合わせは不便。
リクライニングチェア

- 特徴:背もたれの角度を調整可能。
- メリット:昼寝や読書に最適。リラックス度が高い。
- デメリット:重量があり、収納もかさばる。
折りたたみ式

- 特徴:フレーム一体型で、開くだけで設置可能。
- メリット:設営・撤収が簡単。
- デメリット:収納サイズが棒状で、車の積載スペースを取ることも。
ハンモックチェア

- 特徴:布に包み込まれる独特の座り心地。
- メリット:圧倒的なリラックス感。
- デメリット:設営に広いスペースが必要。
初心者が失敗しないチェア選び3つのポイント
種類を理解したら、次は「自分に合うかどうか」を判断する基準です。初心者の方は以下の3つを意識すると失敗しません。
ポイント1:キャンプスタイルで選ぶ
- 焚き火をじっくり楽しみたい → ロースタイルチェア
- 食事や作業を快適にしたい → ミドル〜ハイスタイルチェア
- とにかくリラックスしたい → リクライニングチェアやハンモックチェア
ポイント2:持ち運びやすさで選ぶ
- 車移動がメイン → 重さや収納サイズより座り心地重視(多少重くてもオートサイトなど車から運ぶ距離が短いならおススメです)
- バイク移動・公共交通機関+徒歩みたいな方 → 軽量・コンパクトなチェア(椅子以外の道具も全体的に軽くて小さくなりがちですよね?)
ポイント3:耐荷重と安定性を確認
- 耐荷重は体重+αを想定して余裕のあるものを選ぶ
- 不安定な地面でも倒れにくいフレーム構造をチェック
まとめ:自分のスタイルに合った1脚を選ぼう
キャンピングチェアは「ただ座る道具」ではなく、キャンプの快適さを大きく左右する必需品です。
- 焚き火中心ならロースタイル
- 食事中心ならミドル〜ハイスタイル
- リラックス重視ならリクライニングやハンモック
と、自分のキャンプスタイルに合わせて選ぶのが失敗しないコツ。
焚火台やテーブルなどと合わせた全体図を想像しながら選ぶのもコツです。
初心者の方こそ、安さだけで選ぶのではなく「快適さ」「持ち運びやすさ」「耐久性」をしっかり考えて、長く愛用できる1脚を選んでください。
あなたのキャンプ体験を何倍も豊かにしてくれる、お気に入りのキャンピングチェアが見つかりますように。
※画像はイメージです
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