キャンプといえば、自然の中で味わう「キャンプ飯」が最大の楽しみの一つ。
焚き火を囲んで作る料理や、外で食べるだけでおいしさが何倍にもなるご飯は、アウトドアならではの醍醐味です。
しかし、「キャンプ料理を楽しみたいけど、どんな調理器具を揃えればいいの?」と悩む初心者の方も多いはず。
そこで本記事では、キャンプ初心者からベテランまで愛用する定番調理器具を徹底解説!それぞれの特徴・メリット・選び方を分かりやすく紹介します。
あなたのキャンプスタイルに合う器具を見つけて、アウトドアクッキングをもっと楽しくしてみませんか?
1. シングルバーナー:ソロキャンプの強い味方

シングルバーナーは、最も基本的な熱源のひとつ。コンパクトで持ち運びやすく、ソロキャンプやツーリングキャンプなど「荷物をできるだけ軽くしたいシーン」で大活躍します。
タイプ別の特徴
- 一体型(直結型)
バーナーとガスカートリッジを直結するタイプ。
- 手のひらサイズのコンパクト設計
- お湯を沸かしたり、カップラーメンやインスタントコーヒーに便利
- 軽量ソロキャンパーや登山キャンプ向き
- 手のひらサイズのコンパクト設計
- 分離型
バーナーとガス缶がホースでつながっているタイプ。
- 重心が低く、大きめの鍋やフライパンも安定して調理可能
- 家族やグループでのキャンプにおすすめ
- ダッチオーブンなど重量のある調理器具も安心して使用できる
- 重心が低く、大きめの鍋やフライパンも安定して調理可能
ポイント
「手軽さ」を重視するなら一体型、「本格的な料理」を楽しみたいなら分離型を選びましょう。
2. クッカーセット:調理も食事もこれ一つでOK!

キャンプの必需品ともいえるのがクッカーセット。鍋・フライパン・蓋がセットになり、スタッキングしてコンパクトに収納できます。
素材の違い
- アルミ製
- 軽量&熱伝導率が高い
- お湯をすぐに沸かせるため、時短調理に便利
- 初心者にも手が出しやすい価格帯
- 軽量&熱伝導率が高い
- ステンレス製
- 錆びにくく耐久性に優れる
- 保温性があり、スープやシチューに向く
- 少し重いが長期的に愛用できる
- 錆びにくく耐久性に優れる
- チタン製
- 超軽量&高強度
- 値段は高いが登山キャンプやUL志向の人に人気
- 超軽量&高強度
形状の選び方
- 深型クッカー:ラーメンやカレー、パスタの茹で調理に最適
- 浅型クッカー:炒め物や焼き物に便利で、底面積が広いため効率よく火が通る
3. メスティン:万能すぎる飯ごう

キャンプ料理を語る上で外せないのが「メスティン」。アルミ製の箱型クッカーで、炊飯・蒸し料理・煮込み・燻製・揚げ物まで何でもこなす万能ギアです。
メスティンの魅力
- 熱伝導率が高く、お米をふっくら炊き上げられる
- 固形燃料を使えば「ほったらかし炊飯」が可能
- 燻製器としても使えるため、おつまみ作りに最適
- 蓋を閉めれば中に小物を収納でき、荷物の整理にも便利
初心者からベテランまで必ず持っているといっても過言ではない人気アイテムです。
4. ホットサンドメーカー:朝食&おやつに大活躍

手軽に作れて子どもから大人まで大好きなのがホットサンド。具材を挟んで焼くだけで、外はカリッ、中はトロッとした食感が楽しめます。
活用法
- 朝食に定番のハムチーズサンド
- おやつにチョコ&マシュマロサンド
- 実は餃子や肉まんも調理可能!
短時間で作れるので、キャンプの朝や小腹が空いたときに最適です。
5. スキレット:料理を格上げする鋳鉄フライパン

スキレットは、鋳鉄製ならではの「高い蓄熱性」と「無骨でおしゃれな見た目」が魅力。
ステーキやハンバーグ、アヒージョなどを作れば、一気にキャンプ飯がレストラン級に早変わりします。
メリット
- 高温をキープしてムラなく加熱
- 焚き火や炭火調理にも強い
- そのまま食卓に出せる映えるデザイン
注意点
- 使用前にシーズニング(油ならし)が必要
- 錆びやすいので手入れ必須
「ひと手間のメンテナンス」が、逆に愛着を深めてくれる調理器具です。
6. ダッチオーブン:豪快な料理を楽しみたいならコレ!

ダッチオーブンは、キャンプ料理の王様とも呼ばれるアイテム。重厚感ある鋳鉄製で、煮る・焼く・蒸す・揚げる・燻すと調理方法の幅が圧倒的に広いです。
特徴
- 蓋の上に炭を置き、上下から加熱できる
- ローストチキン、ピザ、パンなども可能
- 無水調理で素材の旨みを凝縮できる
デメリット
- 非常に重く、手入れが大変
- 持ち運びには向かないので、ファミリーキャンプや連泊キャンプ向けです。小さいサイズもありますが、それでもやっぱり重いですね。
まとめ:あなたにぴったりの調理器具を見つけよう
キャンプ料理を充実させるには、自分のキャンプスタイルに合った調理器具選びが大切です。
- 軽量&シンプルに楽しみたい → シングルバーナー+メスティン
- みんなでワイワイ料理したい → 分離型バーナー+ダッチオーブン
- 映えるキャンプ飯を作りたい → スキレットやホットサンドメーカー
最初は値段的にも手軽で揃えやすいシングルバーナーとクッカーやメスティンでお湯を沸かしてカップ麺とかでも全然いいと思います。
スキレットとダッチオーブンは手入れが結構大変ですが、その手入れも含めて愛着がわいて良い!って人向けです。ホント結構頻繁に使って手入れしないと錆びてきますので注意です…
何はともあれ、正しい道具を選べば、キャンプの食卓はもっと楽しく、もっと豪華に!
この記事を参考に、自分に合ったギアを揃えて、最高のアウトドアクッキングを楽しんでください。
※画像はイメージです。
※火の取り扱いには十分注意しましょう。
※スキレットとダッチオーブンは特に熱くなるため、
普通の軍手ではなく厚手の皮手袋がオススメです。
※キャンプ場のルールを守って楽しくキャンプしましょう。
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